2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
村上春樹の処女エッセイ集。 若い!!! 春樹さん、34才!!! 昭和の作品ですぞ。 JRじゃなくて国鉄とか言ってる。 もう、「僕には書きたいことがいっぱいあるんだーーーー!!」って感じ。 後年、あまり触れなくなったことも、この本には載ってる。 例えば…
レイモンド・カーヴァーの短編集。 読むのはこれで3回目だが新鮮だった。 大雑把な位置づけとしては、 『頼むから静かにしてくれ』==>初期 『愛について語るときに我々の語ること』==>転換期 『大聖堂』==>後期 といったところだろうか、、。 以下、僕の感想…
これは、村上春樹と臨床心理学者の河合隼雄の対談集である。 時期は、平成8年ごろ。 村上春樹が『ねじまきど鳥クロニクル』第3部を書き終えて、 次作『アンダーグラウンド』にかかっていた頃だ。 『アンダーグラウンド』は地下鉄サリン事件被害者の聞き取り…
主人公は歯科医の夫と小学生の息子と3人の 幸せな家庭生活を営む専業主婦。 ある日突然、眠れなくなる。 昼も夜も意識がはっきりとし、 肉体も休息を必要としなくなった。 家族や病院に相談することもなく、 夜中、家族が寝静まった後、 ブランデーを飲みな…
この本は村上春樹編集・翻訳による、 現代英米文学の中の誕生日にまつわる 短編小説を13篇収めたもの。 『ムーア人』 ラッセル・バンクス うらぶれた中年男がある夜、いきつけのバーで 30年前の恋人と再会する物語。 普通の人が一生の間に恋愛する相手の数は…