
キューピー、途中でめげそうになった。
だって、わけのわからない医学用語のオンパレード。
そして、大学病院内でのキューピーの嫌いな権謀術数。
僕じゃなくてもとっつきにくい小説だなあと感じた読者は多いはず。
それが、第2部に入ってハチャメチャ役人・白鳥の登場によって一変する。
陰気だった空気に、明るい風が吹き込んできた。
作者は「ロジカル・モンスター」と形容しているが、
どこがロジカルなもんか。
そう思っているのは作者だけのような気がする。
作者の都合のいいようにほとんど動物的勘によって、真実をあばいていってるだけじゃないのか?
"アクティヴ・フェーズ"だとか"オフェンシヴ・ヒヤリング"だとかいった単語を並べられても、
ちっとも論理的に聞こえなかったんですけどー。
でも、何はともあれ清々しい読後感は良かった。
犯人がわかってからの章が長かったのも、この小説の特徴かも知れない。
ミステリーとして優れているかは疑問に思うが、
単純に小説として面白く出来上がっていたと、キューピーは評価している。
☆☆☆★