
泣けちゃう。
なんでなんだろ?
自伝です。
ほんとにどこまで植村花菜自身が書いたのかもわからない、
安っぽい本です。
これまでの楽曲やTV番組やYouTube動画を通して形作られた
彼女のイメージを塗り替えることなく、
小3のころからおばあちゃんと暮らしてた話や、
見舞いに行った翌朝、おばあちゃんが亡くなられた話などが、
ほんま、歌のまんまです。
真新しいといえば、これまでの恋愛遍歴が載っていたくらいです。
でも泣けました。
なんでなんかわからへん。
彼女のすっぴんの魂に触れると泣けてくるんです。
そーゆーキャラクターなんです、彼女は。
それは、おじいちゃんが亡くなられたとき、
一人暮らしになるおばあちゃんを励まそうとした健気さかもしれない。
(本にはそんな風には書いてなかったケドね。)
ストリートで歌い続けたガッツかも知れない。
順調にデビューしたものの芽が出ず、
レコード会社との契約を打ち切られる土壇場の奇跡かも知れない。
ともかく、植村花菜の個性は僕の心の琴線に触れてやまない。