
本書には2つの中編小説、
デビュー作『静かな雨』と『日をつなぐ』が収録されている。
『静かな雨』
主人公:行助はパチンコ屋の駐車場で
たいやき屋を営むこよみと知り合い親しくなる。
ある日、こよみは交通事故の巻き添えにより頭を怪我し、
脳に障害を持つ。
事故までの記憶はあるが、新しいことは
翌日になると忘れてしまう彼女と
行助は愛をはぐくむ。
『日をつなぐ』
主人公:真名は高校のクラスメイトだった
修ちゃんと結婚する。
やがて2人には赤ちゃんができるが、
その頃修ちゃんの仕事が忙しくなり
真名は1人で育児と格闘する日々を送る。
この年になると、
もう性や暴力を描写した小説なんか読みたくない。
ミステリーで大事な時間を浪費するのもまっぴらごめんだし、
時代小説も趣味でない。
ってことで宮下奈都なんです。
美しい文章で書かれた美しい世界に
心も体もひたして、
なるべく自分の心も綺麗にして
日々の生活を安寧に送る。
これですよ、これ。
これが僕の目指す幸福な隠居生活です。