キューピーのたらたら日記

日々、老後を楽しんで過ごしています。

『羊と鋼の森』 宮下奈都


福井市在住の作家が本屋さん大賞を受賞したと話題になったので

さっそく読んでみた。

「羊」とは弦を打つハンマーに付いているフェルトのことで、

「鋼」とはピアノ線のことである。


北海道の山間で育った少年がある日ピアノの調律に魅せられ、

調律師の専門学校を卒業し、

楽器店に勤めながら一人前の調律師に育っていくのを描いている。


美しい小説だった。

宮下さんにとってこの世は美しいものに満ちた素晴らしいものなのだろう。

いや、世間が汚らしくあるのでこのようなきれいごとだらけの小説が賞を受賞するのか。


この小説は僕が読みたいのとは違う、

別世界の人が書いた、別世界の人に向けた小説としか思えない。


小説の使命も多様化しているのだ。

お上品な人はお上品な人同士で人生を謳歌してくださいな。